2024年も残りわずか

個人的にもいろいろな事があり人生でも忘れられない年となりました。

極めつけは改修工事を27日から控えていたのですが25日からまた熱が出てしまいまして・・・(汗

インフルエンザ コロナ検査した結果は陰性で熱も1日で下がった為、無事に荷受けし工事スタートすることができました。

年末は時間がなく忙しくなってしまうので予定を詰め込むのは良くないですね。

インフルエンザの感染者数も去年の同じ時期に比べて2倍近い人数となっているようで感染予防をしっかりとして気を付けたいものです。

最近いつ雨が降ったのか記憶にないくらいで、空気の乾燥も進みこのことも感染拡大の原因の1つではないでしょうか?

今回、工事の依頼内容は古民家納家の物置床の腐れによる一部の改修工事です。

築年数も古くほぼ外の為、土気やシロアリの影響で腐っていました。

既存床解体後、土間シートを敷いて新規木材を防虫処理して床あげをしました。

敷地内に建っている茅葺屋根の古民家母家の凄さにはとても驚きました。

20年くらい前に住宅1軒建つ位の金額をかけて葺き直したそうです。

自宅から近いのですがこんな建物があったこと屋根の厚み、当時使っている材料の凄さに感動しました。

中も見させて頂きましたが、大黒柱が1尺(300ミリ)梁の欅もねじれ割れもなく今では絶対に手に入らないであろう材料。

また、大工さんを始めとする職人さんたちの技術の凄さ。

今の建築基準法では建てる事の出来ない事。

現代では貴重な建物でした。

やはりこの様な建物では他では感じる事の出来ない独特な良い雰囲気があります。

自然素材の良さも経年美化となります。

囲炉裏から出た煤で黒くなった、緻密な計算と技術で組まれた梁組。

床材は、松材の黒光した美しさ。あの黒さは長年の雑巾掛けにより光沢が出るそうです。

今の多くの住宅で使っている複層フローリングをいくら磨いてもそうはならないですよね(笑

しかしながら欠点もあります。それは寒い事。

大家さんも年配の方で冬は寒くて居られないとのことでした。

それなら断熱改修と言いたいところですが・・・

大規模修繕工事となる可能性がある為、確認申請が必要となり今の建物を今の基準法に適合させなくてはなりません。

建物の大きさと金額、それに今の雰囲気を感じられなくなってしまいます。

先人たちの作品、古き良き建物を守って行くには大変な問題ではないかと感じました。

今年も多くの方々にお世話になり成長するかとができたと自己評価では感じております。

良いお年をお迎えください。

ありがとうございました。

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