作る?造る?創る?

早いもので、今日から12月になり今年も残りわずかとなってしまいました。

今月は子供にとっての大イベント、クリスマスがあります。

妻がフェルトで作ったクリスマスツリーに飾りつけをして今からサンタさんが来るのを楽しみにしています。

私も子供の頃はサンタさんに手紙を書いたり、イブの夜は眠れなかったのを思い出します。

先週は栃木県職業能力開発協会主催のイベントに初めて指導員として参加してきました。

小中学生の授業の一環として地域ものづくり体験教室を行いました。

学生と地元の技能士会に所属する大工さんたちと交流をしながら、ものづくりの楽しさや素晴らしさをを感じてもらえるものです。

今回の課題はCDケース棚をみんなで作りました。

初めて大工道具を使う子もいたり、指金の使い方を教えるとみんな驚いた様子でした。

指金を使って直角に鉛筆で墨をしたり、鋸で板を切ったり、玄能で釘を打ったり、鉋を少し使ってみたり

最初は上手くいかなくても一生懸命作業していました。

そんな道のりを経て、完成した時の子供たちの顔は達成感と笑顔でいっぱいでした。

自分の手を使って動かし、自分の頭で考え、作品が完成する ものづくりは素晴らしい。

子供たちも、難しかったけど楽しかった!  図工の時にまたやってみたい! と言って頂けました。

私も貴重な体験をさせて頂きこれからも子供たちに、ものづくりの素晴らしさを少しでも伝えて行けたらいいなと思いました。

そんな感動もあった中、参加してくれた地域の小中学生の人数に驚きました。

全校生徒 小学生12名 中学生2名

社会的問題である少子化問題と人口流出問題を肌で感じました。

地方では少子化による児童生徒数の減少により統廃合したり閉校する学校が増えており、栃木県全体では消滅可能性都市に8市が該当しています。

(2050年までに女性人口が半分以上減少し、少子化と人口減少が止まらず存続が危ぶまれている市町村。)

私の住んでいる日光市も該当しています。この問題を解決するのはとても難しい事だと思います。

しかし、ものづくりを通して問題解決への一歩となることもできるのではないかと考えます。

自分の手を使って動かし、自分の頭で考え、作品が完成する。 

そして人や地域に喜ばれ、仲間も増え自分も成長する。

つくったものはずっと存在する。

これは、ものづくりの醍醐味ではないでしょうか?

大切な子供たちを、みんなで育て見守りながら地元の未来を考えていかないといけないと感じた1日となりました。

日光連山とだいや川 この綺麗な風景を未来に残したい

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