住まいの性能・環境を工夫し地球環境にもやさしいことも考える
魅力的なデザインで多くの人が不自由なく暮らせるウチづくり。
ユニバーサルデザインとは障害の有無・年齢・性別・人種にかかわらずより多くの人に住みやすい快適な社会、空間をつくることと定義されています。
バリアフリーは一般的に高齢者や障害のある方のためという捉え方をされています。
リフォーム等で高齢の方が家でつまずいたり危険を感じて段差をなくしたり、手すりを付けたりする事が多いです。
人間は絶対に年をとるということ。
家づくりの中で考えなくてはならない事だと思います。
身体の変化を知ったうえで30年後暮らしやすい住宅なのか?元気なうちから将来を見据えた間取りを計画することが大切です。
人間の長寿命化で人口は減少の一方、高齢者の人口や世帯数は増えます。病気になったり介護が必要となることがあるかもしれません。
そのような時に早く在宅復帰することができるよう、最初から計画しておく必要があります。
また今のことも考えなくてはなりません。
子どもや妊婦さんの住宅内での事故が多く発生しています。
親が子どもから目を離してしまう瞬間は必ずあり、24時間見守ることはできません。
幼少期のケガにより人生が変わってしまう可能性もあります。
妊婦さんは急激なお腹の重量や腹囲の増加で重心移動できる範囲が狭くなってしまいます。
このような変化で危険なのは転倒です。妊娠していない女性の2.3倍も多いと言われています。
お腹の大切な胎児にも危険な影響を及ぼす可能性があります。
計画段階では間取りやデザインを優先し、後で考える・その時になったらと思われがちですが住まい手の今の安心・安全・老後のことを考え安全性能を標準とし多くの人が幸せに暮らせる家を計画します。